兵庫県公立高校入試対策(数学)
これから私がお伝えする公立高校入試対策は、私自身が生徒を指導している方法です。もちろん実際の指導においては各生徒ごとに指導方法・レベルは変えていますが基本的にこのやり方で指導しています。勉強方法のひとつのヒントにしていただければと思います。
計算ミスをなくす
文字式、平方根等の計算は基礎を固めておくこと。これが高校入試数学の勉強で1番大切だと思っています。ここが出来ていないと文章題の解き方が分かっても答えが合わないという失敗をします。数学に苦手意識がある人に多い失敗なのでまずは計算をキッチリと出来るようにしましょう。教科書の最後に補充・振り返りとしてこれまでに学んだ単元の計算問題があるので確実にできるようにしておきましょう。
間違いから学ぶ
間違えた問題というのは今の自分にある足りないところを教えてくれる最高の先生です。バツをつけて正しい答えを写して終わりではもったいない、必ずなぜ間違えたかしっかり確認しましょう。例えば図形の問題で相似比を使うことが思い浮かばずに解けなかった問題には色ペンで「相似比を使う」と書き込みます。これを繰り返してやることによって自分に足りていないところが分かります。どこが分かっていないかを知ることは学力向上にとって大切なのです。
どのレベルまで解くのか考える
数学は大問6題が出題され、それぞれに4~8の小問があります。後半に行くほど難しいというわけではなく、各大問の最後の小問はかなり難しいため最初から全部解くつもりでいると時間が足りなくなります。大問1は全部解いて、大問2からは解ける問題を見分けて解いていき、最後の大問6まで解きましょう。各大問の最初の方の問題は簡単なので必ず解きましょう。答え合わせをするときに、解答の解説を見ると解けそうにない問題があるはずです。自分が今どのレベルまで解けるのか考えておくことで失敗をなくすことができます。