国語（現代文）の勉強って何をすれば良いかイマイチ分からないですよね。今回は私が経験した国語の成績向上法をお伝えします。これは「これで誰でも成績アップ間違いなし」というものではなく、「国語は苦手じゃないけど点数が安定しない」・「国語を得意教科にしたい」という人にオススメな方法です。
私が以前勤めていた塾では「教務検定」という先生がテストを受けてその成績が発表されるという研修（イベント？）がありました。最初に受けた時は塾の先生としては「普通」程度の成績だったのですが、1年後には数百人いる講師（現役の京大・阪大の学生講師含む）の中でトップ１０入りし、次の年にはトップ３に入りました。まぁ塾に入って成績一番上がったのが先生である自分ってのもアレなんですが(笑)
それで何をしたかと言うと「問題文読んだらすぐに解答を見て、その答えに生徒が納得するような解説を考える」というものでした。春夏冬の季節講習会になると朝9時から夜9時までずーっと授業してるんですよ、予習の時間があまりないんです。また塾の季節講習会のテキストってあんまり解説詳しくないんですよね。自分で解説を考えるしかないんです。したがって授業準備がこのような方法になってしまってたんです。
しかしこれってイマ話題のセルフレクチャー勉強法ですよね。自分で先生になったつもりで解説するという勉強法です。意識してなくてもセルフレクチャー勉強法になっていて成績が向上してたのです。
それで実際のやり方なんですが、解説が詳しい国語の問題集（メルカリなら300円からあります）を準備して、まず一回解きます（時間あるなら解いた方がいい）。間違えた問題の解説を見て「もう一人の自分」が納得してくれるような説明ができるようにする。その答えになった理由をはっきりさせる。これを繰り返していくことで成績が向上します。正解につながる「正しい道筋」がどのような考え方から生まれているかを知ることが重要なのです。どうしようもなく国語が苦手な人にはオススメできませんが、国語って何をやったらいいか分からないって人には試す価値があると思います。
